実家の隣に住む佐藤さんは、96歳。最近家の中で転んで骨折して入院したのだけれど数週間で退院して今は歩いている!という武勇伝は母から聞いていたけれど、先日コロナでおこもりしている母に野菜を届けたときに、実際に隣から歩いて出ていらした佐藤さんに会ってびっくりしました。
本当に元気に歩いているし、何しろ、頭がキレキレ!
96歳ともなると、多少こちらが気を使って、話を簡単にしたりして、こちらの言ったことは100%は理解してもらってないけど、返答は合わせよう、というような会話のやり取りになるけれど、佐藤さんとの会話は、そのままストレートにできるし、彼女の返しが、ユーモアたっぷりの年を重ねて経験豊かな人のそれで、逆にこちらが絶句してしまったり、つっこみを入れてしまったり。あっぱれ日本の96歳、本当に関心してしまいました。
前から佐藤さんの食生活は まごはやさしい
ま 豆 ご ごま わ わかめ や 野菜 さ さかな し しいたけ い いも
佐藤さんの食生活は煮豆や、煮物、魚、の昔ながらの昭和の食卓。小さいころ、遊びに行くとおやつはふかし芋。いまだにその食生活を息子夫婦としているということです。
佐藤さんに刺激を受けて、早速帰ってから黒豆を煮ることにしました。家族に男子が多いと豆料理って五目豆かひじきを煮たものに豆が入っているくらいなものになってしまいますが、黒豆なので甘く煮ましょう。
黒豆を洗って一晩つけて豆がふっくらしたところで、たいていの料理本ですと、豆と同量の砂糖を入れて煮る、なのですが、私は甘すぎるのが苦手なので豆の量の1/4くらいの砂糖を入れて火をつけて煮出しました。
やわらかくなるまで弱火で2-3時間・・・・
のはずが、ついうっかりタイマーせずに放置してしまい、焦げる直前の香りで気が付きました(^^;)
あわてて火を消して、鍋にこびりついた飴状のところから黒豆をこそげ取ってたのがこの状態。固くて歯ごたえがあるのですが、意外にも逆にそれが美味しい。
家にあった葛餅をさいの目に切って、黒豆、きな粉、黒蜜をかけて今日のスイーツの出来上がり。和のスイーツは食べても罪悪感なくて、しかも栄養素がつまっていて私たちにはおススメ。
黒豆のような黒い食材は、泌尿器系のトラブルを予防します。加齢とともにおきる頻尿、尿漏れ、下半身の衰えを改善しますから、日々の生活で意識して黒い食材を取り入れるといいですね。黒ゴマ、きくらげ、ひじき、わかめ、海苔等々・・・
老化は下半身から始まります。そして歩かなくなることで、頭の認知も悪くなります。脳が疲れていたり、ぼーっとしたときは、足裏のマッサージをするとすっきりしますから試してみてください。
織田 縁 1960年代生まれ。現在社会人になる2人の息子を育てたのち東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファームを設立。登録販売者として帝都医療品配置共同組合員、漢方上級スタイリスト、料理研究家。お問い合わせhttps://ysdotfirm.co.jp
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