健康食材、自然食品、医薬品に関するサイトです。
上級漢方養生士で、登録販売者の織田縁です。健康食材、自然食品の効能を知って毎日を健やかにすごしていただくためのサイトです。
健胃薬、美容水、毒だしとしての月桃
写真は月桃の葉と実です。ショウガ科の多年草で日本では九州南部から沖縄に、外国では亜熱帯のアジアに分布しています。
沖縄では普通に自生をしていて、昔から、月桃のエキスを化粧水にしたり、防虫剤として使われてきた万能の薬草で、
月桃に知識のある世代には、民間療法として生活に根づいているそうです。
使い方は・・・・・胃健薬として、種子を1日に2~3g粉末にして服用する/毒虫にさされたときは、根茎を切り、火に炙ってから患部に直接すりこむ
参考:琉球薬草誌 琉球書房
月桃の香りは、ストレスや緊張を和らげてくれる作用もあり、お茶、アロマオイルにもなっています。
アンチエイジング効果
月桃茶には赤ワインよりも多いポリフェノールが含まれていて、高い抗酸化作用があります。アンチエイジングはもちろん、脂肪吸収作用や腫瘍の抑制作用があるとも言われています。
効能を知って是非、新しい沖縄産のハーブブレンドに加えたいと考え、当社のハーブティー『紫の香り・ウコン琉球ブレンド』に入っている月桃なのですが、
最近、ネットではまことしやかに、抗ウイルス剤、抗ウイルス薬として話題になっています。
抗菌成分、抗ウイルス成分が研究で確認されました
月桃は天然由来の除菌薬であることは昔から生活の中で確認されてきましたが、最近岡山生物科学研究所と東大研究グループが発表したことによると
月桃の成分はRNAウイルス、DNAウイルスに関係なく、ほどんどのウイルスを不活性化させる力があることがわかってきたというのです。
A型インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス性は確認ができていて、今後新型コロナウイルスへの効果も期待できるとし実験を続けているということなのです。
参考:山陽新聞デジタルhttps://www.sanyonews.jp/article/997261
月桃は美容成分として知っていらっしゃる方は多いのですが、インフルエンザにも効果があり、新型コロナウイルスに対しても期待の薬草だということを、お知らせしているこの頃です。
日本には食品法があり、茶葉は食品に含まれます。食品に、効果効能を表記したり、うたってはいけないとあるのですが、生活者の健康に有益な情報でしたら、お知らせして良いのではないかと思います。特に今、コロナ禍の中で、自分の身は自分で守らなくてはならないのですから、最終的な判断はご自分でするとしても、『知る』を助けることは大切だと思います。
これから一層寒さが増し、人の体は免疫力が下がります。東洋医学では、陰陽の『陰』の季節に入り、動物植物の活動を控えて来るべき春に備えなくてはならない時期です。このようなときに活動を活発にしてしまいますと、体の負担が大きくなり、病気の原因をつくりやすくなってしまします。冬は活動レベルを下げて、免疫力を上げる食生活をこころがけてください。
織田 縁 1960年代生まれ。現在社会人になる2人の息子を育てたのち東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファームを設立。
登録販売者、帝都医療品配置共同組合員として漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士、漢方上級スタイリスト、お問い合わせ https://ysdotfirm.co.jp
この記事へのコメントはありません。