健康食材、自然食品、医薬品に関するサイトです。
上級漢方養生士で、登録販売者の織田縁です。健康食材、自然食品の効能を知って毎日を健やかにすごしていただくためのサイトです。
コロナ感染が増えているため、緊急事態宣言されて、私たちの社会的行動に制限がかかりましたね。
ところで
健康寿命をのばすために、「フレイル診断」というものが、75歳以上の方の健康診断の中に加えられることになりました。
フレイルとは・・・・
フレイルの定義は、「加齢に伴い身体の予備能力(運動機能や筋肉、認知機能)が低下し、健康障害をおこしやすくなっているが、適切な介入支援により、生活機能の維持向上が可能な状態」(日本老年医会) 健康な状態から、要介護に移行する途中の段階の間のことを示しています。
コロナ禍の中で、65歳以上の方は重症化しやすいといわれていますので、私の周りでも高齢の方ほど、まじめに家にこもっていらっしゃいます。
そういう方々の中でフレイルが増えていると聞きます。実際、偶然なのかそうでないのかは断定できませんが、元気だった親戚のおばが入院したり、義理の父が足腰が弱り外に出られなり、健脚だった母は腿が痛くて歩けない状態になり通院しはじめました。
母には、私の漢方の知識で足腰を温めたり、下半身の老化に有効な漢方薬を飲ませたり・・の処置をとり、整骨院の先生の出した痛み止め等と合わせて、なんとか回復をし、ほっとしました。冬の寒さのせいと、今までしていた、フラダンスや、御詠歌、手芸の会、お友達との会食、旅行などの社会活動を止めたために体が不活性してことが原因だと思っています。母の周りでも、歩けなくなった方が増えているそうです。
「フレイル」には3つの要因が関わっていると定義されています。
①身体的要素 筋肉量が減り、骨、関節、神経など運動機能が衰えることで足腰が弱くなる。
②精神的要素 うつ、認知症。
③社会的要素 孤独、閉じこもり。
コロナ自粛はまさに、フレイルになりやすくなる状況をつくりますね・・・
次のことが自覚されたらフレイルかも
1.体重が減少 2.歩行速度が低下 3.握力が低下 4.疲れやすい 5.身体の活動レベルが低下
フレイルの見分け方
握力が低下して、物を良く落とすとか、瓶やペットボトルの蓋が開けにくくなったなどと感じる方は気をつけてください。握力を測る機会はあまりないかもしれませんが、男性で26㎏未満、女性で18㎏未満の人は要注意です。
自分のふくらはぎの一番太い部分を両手の人差し指と親指で輪っかにしてはさみ、両手の指先がつくようであれば身体的フレイルの可能性があるということです。私はこれ・・・ついてしまいます(^^;)
興味深いのは足腰を鍛えると握力は強くなるということ。やはり老化は足腰から・・・なので良く歩くということは身体全体にとても大切なことなのですね。
不活性生活に気をつけて
コロナで社会的行動を制限があったとしても、人の混まないところに出かけて足腰を鍛えることは、フレイル予防になり、健康寿命を延ばしますので、どうぞおこもりし過ぎないように気を付けてください。
ちなみに2016年に厚生労働省が出した健康寿命と平均寿命の関係は
男性の平均が80.98歳で、健康寿命は72.14歳 女性の平均寿命は87.14歳で健康寿命が74.79歳
男性は8.84年、女性は12.35年要介護期間があるということです。
要介護期間をできるだけ短くできるよう、このブログでも健康に有益な情報を発信していきますので皆で頑張りましょう!
プロフィール 織田 縁 1960年代生まれ。東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファームを設立。
登録販売者として漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士、漢方上級スタイリスト
お問い合わせ https://ysdotfirm.co.jp ㈱ワイズ・ドット・ファーム 東京都杉並区浜田山1-12-22 050-3718-3588
私は、最近物をよく落とします。
気になっていました。
握力が弱くなっていたのですね!
とても役に立つお話しでした。
ありがとうございました。
足腰鍛えてくださいね。私も実は最近よく物にぶつかるのですが、体幹がフラフラしているからだと感じています。意識して体を動かします(^^)/